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主な外陰部のトラブルと対処法

外陰部という言葉をよく耳にしますが、デリケートゾーンのどの部分になるのか、よく分らないという人も多いようです。

女性器の構造は複雑で、膣や子宮のように、体内に隠れている「内性器」と、外側に露出している「外性器」とがあります。外性器は、恥丘や大陰唇、小陰唇、陰核、腟前庭、会陰からなり、これらを総称して、「外陰部」と呼んでいます。

外陰部はとてもデリケート。おりもの、尿、便、汗などの汚れがたまり、様々な刺激でトラブルが起きやすい部位です。トラブルの種類は幅広く、一度は経験したことのあるニオイからかゆみなど、その症状も様々です。

特徴的な自覚症状があれば、早期発見はできますが、軽いかゆみやおりものの量が少し増えた程度では、目立たない部分なだけに、見逃してしまいます。性感染症やがんなど、重大な病気を見逃してしまうと、取り返しのつかないことにもなりかねません。大事に至らないためにも、日頃から、おりものやかゆみ、陰部の肌の状態などを確認し、異変があれば、すぐに医師の診断を受けましょう。

デリケートゾーンのかゆみの原因は?

外陰部のトラブルでもっとも多いのが、陰部のかゆみです。一口に、かゆみといっても、その原因は多様で、ナプキンや下着によるムレやかぶれから、細菌や真菌(カビの一種)に感染して発症する膣炎、陰掻痒症(がいいんそうようしょう)などがあります。こうしたかゆみには、ステロイド剤や抗真菌剤などの外用薬、抗生剤や抗真菌剤の腟錠などで症状を抑えます。

内服薬や外用薬で治るかゆみ

●ナプキンなどによるムレ、かぶれ
外陰部に下着や生理ナプキンが密着すると、通気性が悪くなます。陰部がムレたりかぶれると、雑菌が繁殖して、かゆくなります。

●膣炎によるかゆみ
カンジダやトリコモナスのような真菌や原虫に感染して膣炎を起こすと、おりものの量が異常に増えます。その刺激で、外陰部に炎症が起きて、かゆくなります。

●外陰掻痒症(がいいんそうようしょう)
原因が特定できない、外陰部のかゆみです。

外科的処置が必要なかゆみ

バルトリン腺のう胞やバルトリン腺炎、外陰がん、尖圭コンジローマを発症すると、外陰部のかゆみが起きます。これらの病気は、内服薬や外用薬だけでは治療が困難な場合は、外科的な処置を必要になります。

外科的処置が必要な病気

●バルトリン腺のう胞・バルトリン腺炎
膣の入り口(膣口部)の下の方には、左右にバルトリン腺という分泌腺があり、性的興奮が高まると、潤滑剤の働きをする分泌液が出てきます。これが、バルトリン腺にたまるとバルトリン腺のう胞で、バルトリン腺が細菌に感染すると、バルトリン腺炎になります。バルトリン腺嚢胞は、大きくなると卵大の大きさになることもありますが、感染を伴っていなければ痛みはありません。バルトリン腺炎は、外陰部の腫れや発赤、痛みの症状があります。バルトリン腺のう胞は、大きくなったり感染を繰り返すような場合は、外科的処置を必要とする場合があります。

●外陰がん
外陰部にできるがんで、もっとも多いのは、粘膜の表層にできる扁平上皮癌で、次いでパジェット病です。まれに、悪性度の高い悪性黒色種(メラノーマ)の場合もあります。初めは、陰部にしこりのようなものができ、進行すると、かゆみやほてりを感じるようになります。外陰部はリンパが密集しているので、リンパ節への転移が早く、発見された時には、すでに進行している場合あり、早期発見・治療が重要になってきます。

●尖圭コンジローマ(せんけいコンジローマ)
ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染して、子宮頚部や膣、大小陰唇、尿道口、肛門などにイボができる病気です。個人差はありますが、かゆみを伴うことがあります。塗り薬を使ったり、電気メスやレーザーで治療します。

成城松村クリニック院長 松村圭子先生

広島大学附属病院等の勤務を経て2010年に「成城松村クリニック」を開院。婦人科専門医として婦人科検診、月経トラブルや更年期障害などの治療を行うかたわら、講演、執筆、TV出演など幅広く活躍中。
女性のトータルケアをサポートし、西洋医学だけでなく、漢方やサプリメント、オゾン療法、高濃度ビタミンC点滴療法なども積極的に治療に取り入れている。

■成城松村クリニック:http://seijo-keikoclub.com/

成城松村クリニック院長 松村圭子先生監修

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