治療

細菌性腟症の検査は、腟内の分泌物の状態を見たり、分泌物にKOH(水酸化カリウム水溶液)を加えて、アミン臭の発生があるかを調べたりします。

腟内は通常であれば酸性を保っており、pH 3.5~4.2が正常な数値ですが、細菌性腟症では5以上になることがほとんどです。

このpH値を調べることでも、腟内の状態を確認できます。さらにおりものを採取し、細菌を培養して、どの細菌が多いのかという検査も行われます。

原因となる細菌に合わせた治療

細菌性腟症は色々な細菌が原因となって起こるため、特定の治療方法が確立していないのが現状です。

治療には腟剤や飲み薬がありますが、多くの場合は腟剤での治療がおこなわれます。処方された薬が効かない場合には、違う薬に変更されることもあります。

クロラムフェニコール(クロマイ腟錠、ハイセチン腟錠)という薬剤が、投薬の際には多く使用されています。

ただし、この薬は原因となる細菌に有効である反面、善玉菌である乳酸桿菌も殺してしまうという欠点も持ち合わせています。もうひとつの薬剤として、トリコモナス症治療に使われるメトロニダゾール(フラジール)の腟錠や内服薬が使われることもあります。

これらは原因となる細菌を殺菌するいっぽう、乳酸桿菌は保護することができます。

病院で治療を開始する際、初期には腟洗浄が行われます。これは増えた細菌を洗い流し、薬の効果を高めることを目的としておこなわれます。

細菌性腟症と診断をされても、症状が出ていない場合には特に治療が行われないこともあります。これは細菌性腟症の原因は本来腟のなかにいる細菌が原因であり、時間の経過とともに自然治癒することがあるからです。

この病気自体はあまり危険度が高くないものですが、診断を受けた場合には、何らかの性感染症を併発している可能性もあります。

自然に治るからと楽観視せず、検査は必ず専門医のもとで受けるようにしましょう。

成城松村クリニック院長 松村圭子先生

広島大学附属病院等の勤務を経て2010年に「成城松村クリニック」を開院。婦人科専門医として婦人科検診、月経トラブルや更年期障害などの治療を行うかたわら、講演、執筆、TV出演など幅広く活躍中。
女性のトータルケアをサポートし、西洋医学だけでなく、漢方やサプリメント、オゾン療法、高濃度ビタミンC点滴療法なども積極的に治療に取り入れている。

■成城松村クリニック:http://seijo-keikoclub.com/

成城松村クリニック院長 松村圭子先生監修

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